ねまがりたけ(イネ科ササ属)
秋田で「タケノコ」といえば、ねまがりたけのことをいいます。またの名をひめたけともいいます。
ササの仲間で北海道と中部地方以北の本州に分布する多年生の植物です。
雪国のササらしく、根本から横に伸びて弓なりに立ち上がるのが、「ねまがりたけ」の由来です。標高1000m前後の山に生えるタケノコは太く、とっても美味しい!
採取時期は新緑の時期、5月中旬から6月中旬頃です。その年の天候により、収穫時期は前後します。
土の中からほんの少しだけ顔をのぞかせたタケノコを採ります。
孟宗竹と違って、アク抜きをする必要はありません。皮を剥きそのまま調理できます。たけのこ汁やたけのこご飯、煮物、汁物に天ぷら。色々な調理方法でお召し上がりください。
量の目安・・・上の写真の量で約700gほどです。
天然物ゆえ大きさにばらつきがありますが、サイズはこちらで厳選したものしか発送しておりません。
大きいサイズのものは、節々が固く、フシ抜きが必要な場合があります。
皮むきの方法、フシ抜きの仕方はこちらをご覧ください。
また、タケノコの中に虫がいる事もあります。こちらで全て外からチェックしておりますが、どうしてもチェックしきれない物もありますので、天然物という点をご理解頂けますと幸いです。
天然ねまがりたけの採り方
採取は命がけ。危険度は山菜採りの中で1番高いでしょう。その理由は、2つ。
まず1つ目は、山菜採りの中で1番、クマと出会う確率が高いのがねまがりたけです。冬眠から覚めたクマの大好物がねまがりたけなのです。毎日クマ情報がニュースで流れます。
クマが食べているところは邪魔をしないよう、山からお裾分けをいただいている気持ちが大事です。
2つ目は、遭難者が多く出るのもねまがりたけ採りです。
ねまがりたけが生えるチシマザサのヤブは、背丈以上に生い茂り、入り込んだら出られなくなりそうなほど群生しています。(孟宗竹の竹林とはイメージが全然違います。)タケノコ採りに夢中になって、方向を見失い「遭難」ということになりかねません。
実際にたけのこ採りシーズンには遭難者の情報が毎日のように出ます。遭難救助用のヘリコプターもよく飛んでいます。
山の名人たちは遭難しないよう、また熊に出会わないように、目印をつけたり、音の鳴るラジオやスピーカーを一定の場所に置いたり、それぞれ対策をしてたけのこ採りを行っています。
危険度の高いたけのこ採りですが、山の名人たちはみんなプライドを持ってやっています。
山の名人が無事山から帰ってくるとあきた森の宅配便のスタッフは安堵の表情を浮かべつつ、すぐに発送の準備に取り掛かります。
「山菜ガール式」山菜レーダーチャート
山菜ガールが独断と偏見で算出したレーダーチャート!
ご依頼の際の参考にぜひご活用くださいっ!
天然ねまがりたけレシピ